はじめに
前回までの記事では、住宅営業を仕事にしながらシングルマザーとして家を購入し、子どもと安心して暮らす生活を手に入れた話をお伝えしてきました。
でも、実はその家を手に入れるずっと前、私は知識も経験もゼロのただの40代の専業主婦でした。
そして家庭生活にひどく悩み、抜け出すことも出来ない自分に絶望していたのです。
夫との関係は不和が続き、精神的な負担も大きく、自分も子どももこのままでは守れないと感じていました。
そこで、自分の力で生活を支えられるようになるために、宅建士の資格に挑戦することを決めたのです。
住宅購入編では紆余曲折ありながらも安心して暮らせる場所を手に入れたお話しをしましたが、ここからは、自立への一歩を踏み出すために宅建士の資格を目指した経緯を紹介します。
この挑戦があったからこそ。後の住宅購入も含めた生活の安定が実現できたのです。
専業主婦でも自立したい
家庭内の不和や精神的な負担で、気持ちが押しつぶされそうになっていた日々。
外から見ると普通の家庭のようでも、私の心は押しつぶされそうでした。
家庭内の不和や精神的な負担で、将来の生活を自分だけで支えられる力が必要だと痛感しました。子どもを守り、将来の生活を安定させるためには、自分自身で収入を得る必要があったのです。
「資格を取って、自立した生活を送ろう」ーー
それが最初の決意です。
それまで2年ほど、スーパーでパート勤務をしていました。部門は惣菜コーナー。
お盆や年末年始は特に激務になり、体力的にきつかったですが、そこで働いたのも明確な理由がありました。
“学校に通わなくても調理師の受験資格が得られる”
私はそこで経験を重ねて将来は調理師になるつもりでした。
実務経験は2年以上の勤務が必要です。
私は目標達成のために働き続けました。
無事に実務経験を満たし、残すは受験勉強と思い参考書を開き始めた頃、ふと不安がよぎります。
「このままこの資格を取得して、果たして自立できるのか?子どもを守ることができるのか?」
と。
子どもを守るためには更に上の資格が必要
子どもがいる身で、将来の生活を安定させる。
自分には資格が必要だと考えていました。
「自分の力で生活できる状態を作る」ーーそれが最初の目標です。
宅建士は、難関資格ではありますが給料面でも有利。
さらに資格を活かして就職出来れば、住宅や住まいに関する知識も学べます。
将来的に住むところは賃貸か持ち家か、答えの出せない悩みも解決出来ると思いました。
この答えは一人ひとりに正解があると思います。
自分なりの答えを見つけるには「現場で学べ」と思ったのです。
右も左も分からない自分には、学ぶことで知識が得られ、将来の不安も解消される。
一石二鳥の資格に意欲は高まりました。
宅建士取得を意識したのは春。
ちょうど試験日まで半年の期間がありました。
「ゼロからの挑戦」がここから始まりました。
ゼロからの挑戦と長男の一言
思い立ったが吉日です。
私は真っ先に書店に向かいました。
スーパーを退職し、一日の時間は十分にありましたが、専業主婦だった私は自分にお金を掛けることができません。
勉強方法といえば、参考書を買って自宅学習の手段しか考えられませんでした。
私は未来への合格切符を買いに行くような心持ちで、足早に書店へ向かいます。
ずらりと並ぶ資格参考書のコーナーに立つと、辞書のような分厚さに、心が折れそうになりました。
“まずは基本の教科書から…”
一冊のお値段も立派な金額だったので、無駄にしてしまってはもったいないと感じました。
その時一緒に買い物に来ていた長男に言われたのです。
「どうせ買うなら今買えばいいじゃん」ーーと。
あぁそうだ、合格するための勉強なのだ!
自分のマインドを変えたのは、長男の何気ないその一言だったかもしれません。
私はずしりと重い参考書を2冊買って、再びやる気に満ち溢れていました。
学習方法は手探りでのスタートでしたが、この日以降、私の猛勉強が始まりました。
「ママ。勉強しかしてない」
ある日三男が言った言葉です。
私は家事育児以外の全ての時間を、勉強に充てました。
テキストを読み、練習問題、過去問題、試験対策問題、youtubeで資格取得動画の視聴。
この積み重ねが、後の一発合格につながる基盤となったのです。
資格挑戦で得られるもの
宅建士の資格挑戦は、単に「試験に合格する」ためだけではありません。
- 精神的な自立
- 子どもと暮らす生活の選択肢が増える
- 自分に自信を持つ力がつく
家庭内の不和や精神的な負担があっても、行動を起こすことで状況は変えられる。
そんな体験をした取り組みとなりました。
noteで具体的勉強法を公開
ブログでは、私がゼロから宅建士挑戦を決めた理由や動機、スタートした時の状況をお伝えしました。
でも、実際にどのテキストをどう使ったか、
一日の勉強スケジュールやチェックリストなどの詳細は書ききれません。
詳しい内容は、noteにまとめたいと思っています。
- 勉強時間の管理方法
- 過去問・テキスト活用法
- モチベーション維持の工夫
「私も挑戦してみたい!」と思った方は、ぜひ参考にしてみてください。
