前回のおさらい
前回の記事では、家庭内不和の中、自分と子どもを守るために「宅建士の資格試験に挑戦する」と決めた経緯をお伝えしました。
資格取得への挑戦は、ただのキャリアアップではありません。
私にとっては「生き方を変えるための決断」でした。
専業主婦で何も変えられないまま終わらない。
大袈裟のように聞こえますが、自分と子どもの未来を取り戻す一歩でもありました。
今回は、その挑戦を行動へ移した具体的な第一歩。
実際に勉強をスタートしてから中盤に差し掛かるまで、どんな工夫をしたのかをご紹介します。
読んでくださる方が、「今日から自分でもできそう」と思えるよう、できるだけシンプルにまとめました。
勉強時間の確保
まず、宅建に合格した私が感じたことは、”専業主婦でも合格できるんだ”ということではありません。
「専業主婦だから合格できたんだ」という感想です。
子育ては想定外なことだらけですので、なかなか一定の時間が確保できないと思います。
しかし、正社員で働いている人と比べたら、自分次第で時間をつくることがいくらでもできる。
専業主婦の特権だと思って置かれた環境を肯定し、ポジティブ思考にチェンジすることが大切です。
自信を持って、半年間の勉強の道筋をたどりましょう。
実際に私がどのように時間を作り、教材を活用し、コツコツ継続できたのか。
当時は専業主婦で知識ゼロの状態。
勉強時間は最大限確保したいと考えました。
それは、「家事・育児・寝る以外の時間全てを勉強に充てるようにする」という思考です。
失敗したときの言い訳や後悔をしないため。
参考書を手にした日から、いつでも勉強をする用意は出来ている。
買ったらすぐに実行です。
とにかく細切れでも積み重ねることを毎日意識しました。
「やった自分」を実感して前向きでいること。
この小さな習慣が、半年後の一発合格につながります。
💡ポイント
勉強時間を「まとめて長時間」確保しようとすると、家事や育児との両立が難しく、できなかった時の後悔が積み重なって挫折しやすくなります。
“何時間やる”という時間設定より、空いた時間は勉強に取り組むこと。
子育てママは毎日同じ時間の確保は難しいと思います。
少しでも毎日続けることが最重要です。
テキストと問題集の活用
宅建の勉強法は色々なやり方があると思います。
私が紹介するのはあくまでも私がうまくいった一つの例で、条件としては「知識ゼロの専業主婦が半年で合格した方法」になります。
スタート時の勉強の仕方は、「きほんの教科書」+「きほんの問題集」の2冊を併用して進めました。過去問に取り組むのはその後からです。
- テキストで内容を理解→まず専門用語に慣れることが必要です。少しでも言葉の意味が説明できないような単語は、スマホをなど活用して意味を調べます。
- 基本問題演習→テキストで知識をインプットしてから、すぐにアウトプットする。知識は「使ってみて初めて身につく」ものだと痛感しました。間違ったところは必ず復習します。
- 知識の定着→短期記憶では必ず忘れてしまいます。復習のサイクルを作ることで知識を定着させます。
家事をしながらYouTubeで耳学
私は家事をしている時間も活用しました。
ここはなかなか集中が難しいですが、何もせず家事をこなすよりも、1/10でも何かの知識が頭に残ればOK。‟勉強している”という感覚が大切です。是非活用してください。
耳学ですので、動画を聞き流すだけ。
試験までは孤独な闘いになりがちですが、YouTubeの世界がひろがるだけで、”頑張っているのは自分だけじゃない”という励みとモチベーションの維持につながります。
「一緒に頑張っている誰かがいる」
その気持ちがとても大きな支えになってきますので、是非SNSなどを活用してつながりましょう。
小さな達成感を積み重ねる
長期戦になる資格勉強では、モチベーションの維持がとても難しいです。
そこで私が意識したのは、「達成感を可視化すること」でした。
具体的には、チェックリストを作って学習の進捗を記録します。
- 1日の学習内容をチェック
- 達成したことを確認して「今日もやった!」とモチベーションを維持。次の日へのエネルギーにする
- 疲れた日は無理せず、翌日に調整
完璧にやるよりも、「続ける」ことを最優先にしました。
資格勉強において一番の敵は「やめてしまうこと」だからです。
こうすることで、「やらなきゃ」という焦りではなく「今日も一歩進めた」という前向きな感覚で勉強を続けられます。
小さなチェックが積み重なっていくと、「ここまで進むことができた」という自信になります。
このマインドが、合格まで走り切る力になりました。
勉強スタートから中盤までの気づき
勉強を始めたばかりの頃は、「こんなに範囲が広くて大丈夫かな」と不安の連続でした。
でも、時間の工夫や学習サイクルを整えることで、だんだんと勉強が生活の一部になっていきました。
そして気づいたのは、「宅建の勉強は知識だけじゃなく、習慣化と継続力を身につけ、自分の心を整える作業でもある」ということ。
毎日机に向かうことで、習慣化が生活を支える軸になっていく。
そんな実感を得たのが、この中盤までの大きな収穫でした。
💡さらに具体的な1日のスケジュール例や教材の活用法、実際に使ったチェックリストは、noteで詳しく公開する予定です。
「参考書の選び方、実際に使った参考書を知りたい」
「どうやって毎日のスケジュールを組んでいたのか知りたい」
「実際にどんな形でチェックリストを作っていたのか見たい」
そんな方はぜひ参考にしてみてください。
