シンママ、家を買う。
マイホーム

土地購入で思わぬ落とし穴!グループ会社に代理してもらった結果…

マイホーム購入では「土地をどう買うか」が大きな分かれ道。

建売購入であれば土地+建物がセットになりますが、私は最終的に土地を購入するところからスタートしました。

私は土地購入を自社のグループ会社に代理してもらい、業者仕入れで土地代を抑えられるはずでした。

ところが実際には、思いもよらぬ”利益の上乗せ”にモヤモヤすることに…。

これから家を考える方に向けて、私のリアルな体験談をお話しします。

土地購入は自社のグループ会社を通して代理に

私の場合、土地は自社のグループ会社を通して代理購入してもらいました。

そもそも仲介していた業者が提示していたのは45坪360万円ほどの土地。分譲地の最後の一区画だったこともあり、そこから310万円にまで値引きしてくれたのです。

「これならだいぶ土地代を抑えられる!」と思った矢先、グループ会社を通すことで別のカラクリがありました。

310万円の土地に50万円の利益が上乗せ

本来なら310万円で済んだはずの土地代に、グループ会社が50万円の利益を上乗せ。

最終的に支払う金額は370万円前後になってしましました。

利益を取るのは商売だから当然とも言えますが、割合で考えると大きすぎる…。

しかも相手は、以前私が所属していたグループ会社。

正直「何のメリットもなかった」と感じてしまいました。

上司の言葉に感じた”どうにもならなさ”

当時の上司も金額を見て「高いと思うなら、グループ会社へ直接言ってもいいんですよ」

と言ってきました。

“言ったところで変わらない”

そんな雰囲気が、言葉から伝わってきます。

私も減額に応じるような相手ではないと分かっていたので、

「言ったら何か変わりますか?」

と食い気味に聞いたところ、返ってきた答えはーー

「変わらないでしょうねぇ」

やはり、声を上げても状況は変わらない。

無駄に強く言ってしまえば「問題児扱い」されるリスクもある。

私はぐっとこらえるしかありませんでした。

さらに住宅営業のトップの人でさえ、この利益の乗せ方には顔をしかめていたほど。

社内の人間ですら「大きい」と思うくらいなら、やはり割高だったのだと今も感じています。

見えにくいお金の流れに要注意

この経験で痛感したのは「買い手から見えにくいお金の流れがある」ということ。

表向きは「業者仕入れで安くなった」と思っても、どこかでしっかり利益が取られているのが現実です。

私は社内の人間からも、「明細を見せてもらった方がいい」と言われました。

“見てはいけないもの”または”見せたくないもの”

そう感じていたので、なかなか勇気が出せませんでしたが、金額が確定してからでは後戻りできません。

ギリギリのタイミングで担当者に「明細を見せてほしい」と伝えました。

担当者は少し躊躇したあと、

「まあ、いいや」

と言って明細を出してきました。

私は一目で、明らかに金額がおかしいと気づきましたが、

担当者の「まあ、いいや」に込められた、投げやりに聞こえるのにどこか挑むような響きが、

私の心に”ここで言っても変わらない”とどこか思わせるのでした。

土地代が安くなった分を、別の形で回収されることもある。

契約書や明細書など、渡される書類をよく見て、金額の根拠を確認することが大切だと思いました。

この経験から学んだこと

今回の体験から私が学んだことは3つ。

  • 相場感を持っておくこと
  • 「安くなった」に安心しないこと
  • 納得いかない部分は確認する勇気を持つこと

家は一生に一度の大きな買い物です。

だからこそモヤモヤを抱えたまま進めず、きちんと理解して納得して進めることが大切だと痛感しました。

まとめ

土地購入の道のりは順調そうに見えても、実際には小さな落とし穴が潜んでいます。

私の場合は「グループ会社に代理購入してもらう」という安心感が、逆に思わぬ利益上乗せにつながってしまいました。

これから不動産の購入を検討している方、または土地探しをはじめる方は、ぜひ契約内容や金額の根拠を確認しながら、進めてもらいたいです。

私の経験が少しでも参考になれば幸いです。

次回は、建物に関するエピソードについて書いていきます。