住宅ローンを検討する中で、私は地方銀行とネット銀行のどちらにするか最後まで迷いました。
「担当者と顔を合わせて相談できる安心感」か、「低金利で総返済額を抑えられるメリット」か。
最終的に私が選んだのはネット銀行でした。
ここでは、私がネット銀行を選んだ流れをまとめます。
地方銀行とネット銀行の仮審査を両方出してみた
最初にしたのは事前審査を地方銀行へ申し込むこと、でした。
ここで承認を得られたあと、ネット銀行も挑戦してみようかな?という欲が出てきます。
同僚からも、「絶対的に金利の低さで選ぶべき」と後押しがあったことも影響しました。
ネット銀行って、何基準でどう選んだら良いのだろう?
選ぶ基準は人それぞれですので、ベストな判断が難しい。
自分で調べるために、私は「モゲチェック」という住宅ローン比較アプリを使いました。
複数の銀行の金利をランキング形式で一度に比較できたので、
“今どこが一番金利が低いのか”
“長期的に人気な金融機関はどこか”
という視点で候補を絞っていきました。
「どこの銀行にしようかな?」と迷っている方には便利なツールだと思います。
私はこのアプリを使い始めて、仕事でも役立てることができたので、探している方だけではなく、住宅営業をしている方にも使えるツールだと思っています。
金融機関を選んだら、アプリから事前審査に申し込んでいくことができるので、私はそこから申し込みました。
結果はどちらも承認。
ただし、金利の提示に明確な差がありました。
- 地方銀行:変動金利で0.975%(ガン団信あり)
- ネット銀行:変動金利で0.5%(ガン団信あり)
金利だけであらわすとこの差になってしまいますが、地方銀行とネット銀行の「保証料・手数料」の費用の計算の仕方には明確な違いがあります。
ここが金利だけでは判断できない奥深いところにはなってくるのですが、
“総利息額”と”手数料”を合わせた総合的な部分で、ネット銀行が優位だったことが分かりました。
ネット銀行に不安がなかったわけではない
もちろん最初は不安もありました。
- 相談窓口がオンラインだけ
- 書類の不備があっても自分で対応しなければならない
- 「サポート体制は大丈夫かな?」
特に懸念していたこの3つ。
これは本審査に進むなかでどんどん払拭されていきました。
私が選んだネット銀行は担当者が専属で付くという点。
困ったときは「担当の○○さんに聞けばよい」というところが、本当によかったです。
決め手になったのは「総返済額」
やっぱり総返済額はできるだけ減らしたい。
利息の支払いがもったいない。
私の場合の手数料関係の比較をまとめてみるとこうなりました。
条件:借入金額1,450万円(借入期間20年)下記金額は概算となります。
項目 | 地方銀行(金利0.975%) | ネット銀行(金利0.5%) |
---|---|---|
保証料 | 145,000円(借入額の1%) | なし |
手数料 | なし | 319,000円(借入額の2.2%) |
総利息額(借入期間20年) | 1,465,412円 | 739,975円 |
負担合計 | 1,610,412円 | 1,058,975円 |
いかがでしょうか。
このほかにも比較できるものはいろいろありますが、分かりやすい比較で3項目の金額を例に挙げてみました。
これだけでもネット銀行を選択することで、おおよそ50万円得をすることがわかります。
加えて金利が低い分、月々の返済額もネット銀行の方が安くなるのですから、ここが決めてとなりました。
ネット銀行の本審査と流れ
ネット銀行の本審査も、書類をアップロードして提出する流れです。
- 在籍確認は勤務先に電話
- 所得証明、源泉徴収票、職務経歴書等をデータで提出
- 不動産の担保評価もオンラインで進む(購入予定の物件の図面、契約書等々、データで提出するものが多い)
ネット銀行の場合、事前審査(仮審査)の段階ではスマホ入力で完結したいたため、本審査の段階で非常に多くの書類をアップロードして提出します。
先方で確認して、不足書類はメールや電話で担当者から連絡してもらえるので、対応はスムーズでした。
実際に選んでみて感じたこと
とにかくまとまった時間がとれなかったので、すき間時間にオンラインですすめられたのは非常に助かりました。
そして金利の安さ。アパート暮らしで払っていた家賃とほぼ変わらなかったのは本当に安心できるなと感じました。
対面のサポートはないけれど、「自分で調べながらでも進められる」人には向いていると思います。
まとめ
私は最終的に、
- 安心よりも金利の低さを優先
- 総返済額を抑える選択
をして、ネット銀行を選びました。
住宅ローンに「絶対の正解」はありません。
大事なことは「自分の暮らしに合う選択をすること」だと感じています。
